今年の夏に、ケンコーから「バリアブルNDX」という商品が発売された。
…ということを先日知った(汗
端的に言えば、円偏光(サーキュラーPL)フィルターのように、効果の度合いを
フィルターを回すことによって簡単に変えられるND(減光)フィルターである。
これまでND4とか8とか400とか数種類あるものを、必要とする光量に応じて
使い分ける必要があった。
さらに、数字が大きくなるにつれて減光量が増えるため、ファインダー像も暗くなる。
ちょうど遮光板を覗いてるようなものと思っていただけたらよい。
それゆえ、先にフィルター無しで構図とピントを確定してからフィルター装着、
という手順を、構図を変えるごとに繰り返さなければならず、非常に手間だった。
ライブビュー機能が付いたデジタル一眼レフを使うようになってからは、ND400を
装着しても、背面液晶で構図の確認は容易にできるようになったが、ライブビュー画像は
感度を上げて撮像することになるため、荒れが生じ、ピントのチェックにはいくらか
不十分であった。
ところが!!である。このKenkoのバリアブルNDX、減光量を自在に変えられるのである。
つまり、上記のような不都合とさよならできちゃうわけですよ。
これは買わない手があろうか!!と意気込んで価格.comに突撃してみたら、
最安値で43,000円(通常ND400でも5〜6千円)だってさ。
一気に購買欲無くなった。ま、技術的にすごいことは分かるから、それくらいの
価値はあるんだけど、貧乏学生には厳しいなぁ〜
現在私の主砲として活躍してくれているEF-S 15-85mm F3.5-5.6 IS USMの
フィルター径は72mmなのだが、このバリアブルNDXのラインナップの中には72mmが
無かったのを幸いに、さっぱりと諦めることができた。
ま、アダプターを使えば装着できないことも…なんてことは考えないことにしよう。
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